< トヨタ ソアラ(MZ20)スターターのOH >


トヨタ ソアラ(MZ20)スターターのOH  <2008年10月11日>
スターターをOHしてみました。
メインはベアリングの交換です。
最近は便利な工具が沢山あるので交換は比較的簡単です。
あとは清掃ですね。
これが意外と大変です。

スターターは壊れ難いと思っているのですが、その割に壊れたという話を良く聞きます。
流れる電流が多いのでコイルが焼損するとかマグネットスイッチの接触不良とかが多いみたいですね。
今回分解したスターターも汚れ以外、特に問題なかったのですが
せっかく分解したのでベアリングは交換することにしました。

スターターは直流モーターのためブラシが削れた粉による汚れが多かったです。
ブラシが削れた粉ですから電気が流れやすい。
ですから清掃が重要ってことですね。
ショートしてしまいますから・・・。

これでこのスターターもさらに長持ちするかなぁ〜。
(^o^)v



@ 分解したスターター
SOARER_SEIBI_20081011_01





  
@ スターターを分解したところです。
   これをクリーニングするのがメインの作業になります。
   しかし凄く汚れていてかなり大変でした。
   マグネットスイッチも分解します。
   マグネットスイッチの細かい部品は設定がないので全て再使用します。
   なので慎重に分解します。
   そして接点を磨き綺麗にしました。
   そして組み付ける時は接点の接触具合をしっかり確認します。
   接点は少しずつ減っていくのでしっかり接触していないと
   後でトラブルの元になります。
   要チェックです。



A 交換する新品の部品
SOARER_SEIBI_20081011_02

A OHの為に準備した新品の部品です。
  全部で千数百円くらいだったかと思います。
 
 
 



B 交換前のベアリング
SOARER_SEIBI_20081011_03

B 交換前のベアリングです。
  ブラシ側のベアリングはブラシの粉を拾っているらしく真っ黒です。
  ギヤ側は汚れは少なかったのですが油分が飛んでいます。
  ここのベアリングは比較的安いので交換することにしました。
  




C ベアリングの取り外し
SOARER_SEIBI_20081011_04

C ベアリングをプーラーで抜き取っているところです。
  小型のベアリングプーラーが必要です。
  最近では良いものが安価で簡単に手に入るのでいいですね。
  初めてオルタネータのOHをしたときは本当に苦労しました。
  




D モーター部の組み立て
SOARER_SEIBI_20081011_05

D ベアリングを取り付けてブラシをセットしたところです。
  ブラシはあまり減っていなかったので再使用しました。
   とは言えブラシ単品の部品設定はありませんが・・・。
   (^^;A アセアセ





E ギヤ部分の分解
SOARER_SEIBI_20081011_06





E ギヤ部分を分解したところです。
  ネジを緩めることが出来なかったのでドリルで破壊しました。
  ギヤ部分にもベアリングが使用されているのですが
  ベアリングのみでは部品供給されていません。
  しかもギヤとセット(ASSY)だと1.5万円以上します。
  汎用品のベアリングを使用する方法もあるのですが
  そこまでのガタはないので再使用することにしました。
  とは言え20年物のベアリング、グリスの油分があまり残っていません。
  なので出来るだけクリーニングした上でグリスアップしました。
  もちろんギヤ部分もクリーニング後にグリスアップしました。



F 組み上がったスターター
SOARER_SEIBI_20081011_07

F 組み上がったスターターです。
  しかしこのゴムの端子カバーは長持ちしないようですね。
  今回は色々と調査してどうにか部品屋さんで手に入れることが出来ました。
  純正部品で単品発注できないのが不思議です。
  どうにかならないものですかね。
  (- -;)



G スターターの動作試験
SOARER_SEIBI_20081011_08


G スターターの動作試験をしてみました。
  マグネットスイッチも正常に動作し
  勢い良く回転しました。
  あとは車に取り付けなければ・・・。
  (^^;A アセアセ







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